本講座は全16回で「入門コース(3回)」と「基礎コース(13回)」に分かれています。 基本的な構成や各条項の意味合いなど英文契約書を作成するうえで重要な知識・ポイントを分かりやすく丁寧に解説します。
【GBL 国際法務研修基礎セミナーの特徴】
・企業法務の経験が豊富で各分野に精通した講師陣によるセミナーです。 ・判例や事例の分析、ドラフティング演習など実務に即した内容で、双方向の参加型授業を行います。 ・メールや電話でも直接講師に質問することができます。 ・全コース4分の3以上出席された参加者には修了の認定を行います。
【コース概要】
◆ 入門コース ◆ (全3回)
国際契約(英文契約)に取り組む初歩的な知識の提供
新任法務部員や新任国際営業担当者など、これまでに英文国際契約を取り扱ったことがない人に最適です。 このコースを履修後、必要と思う知識を次の「基礎コース」の中から選択し補充されることもご検討ください。
■ 5月9日(木) 第1回「国際取引契約の概要」(講師:宮田 正樹)<※終了>
● 契約書の重要性 ● 英文契約書の構造・スタイル ● 契約交渉の進め方
● 契約交渉における法的リスク
■ 5月16日(木) 第2回「国際英文契約の英語と留意点」(講師:宮田 正樹)<※終了>
● 国際英文契約の英語の特徴 ● 背景にある英米法の概念
● 法律英語の留意点
■ 5月23日(木) 第3回「各種国際取引契約と基本的な留意点」(講師:宮田 正樹)<※終了>
● 国際秘密保持契約 ● 国際売買契約 ● 国際販売店契約
● 国際ライセンス契約
◆ 基礎コース ◆ (全13回)
国際契約に従事する方に、国際契約の基本的な条項の意味合いを解説し、企業が締結する主要な契約について実践的なドラフトを織り交ぜた研修により、国際契約書の検討・作成という能力を育成することを目的としています。
※都合により第9回と第10回のプログラムが入れ替わりました。「事業提携に関する契約のポイント」を7月25日、「著作権とライセンス」を8月1日に行います。(4月10日時点)
■ 5月30日(木) 第1回「契約当事者の責任配分」(講師:飯田 浩司) <※終了>
● 表明(representation)と保証(warranty)
(権原、品質、知的財産権の不侵害等)
・ 明示の保証と黙示の保証 ・ 権原の保証 ・ 知的財産権の不侵害の保証
・ 商品性の保証、特定目的への適合性の保証
● 保証の制限 ・ 統一商事法典
● 補償(Indemnification)と免責(hold harmless)
● 契約違反 ・ 契約違反についての日米法比較
● 解除 ・ With Cause, Without Cause
● 損害賠償
・ General Damages, Special Damages, Incidental Damages, Consequential Damages
・ 損害賠償に関する制限 ・ 損害賠償額の予定
■ 6月6日(木) 第2回「予備的合意書、秘密保持契約書」(講師:向山 純子) <※終了>
● 予備的合意書(LOU/MOU)
・ 予備的合意書の意義
・ 予備的合意書と法的拘束力の有無 ・ 予備的合意書でトラブルを避けるための留意点
● 秘密保持契約書(NDA)
・ 秘密保持契約の意義
・ 典型条項の解説 ・ 秘密保持契約でトラブルを避けるための留意点
・ 秘密保持契約と営業秘密
■ 6月13日(木) 第3回「一般条項」(講師:林 大介)<※終了>
● 一般条項とは何か
● 代表的な一般条項のポイント解説
・ 完全合意条項 ・ 変更条項 ・ 権利不放棄条項 ・ 契約譲渡禁止条項 ・ 分離条項
・ 通知条項 ・ 不可抗力条項など
■ 6月20日(木) 第4回「紛争処理条項」(講師:河村 寛治)<※終了>
● 紛争処理に関する条項とは
● 国際裁判管轄とは
・ 国際裁判管轄の決定基準 ・ 民事訴訟法改正の概要
● 国際商事仲裁
・ 仲裁合意の対象範囲
● 外国判決・仲裁判断の承認執行問題
・ ニューヨーク条約 ・ 国際訴訟競合問題
● 準拠法の決定基準
・ 一般的な法則
● 契約ドラフティングの実務
■ 6月27日(木) 第5回「国際売買契約のポイント」(講師:宮田 正樹)<※終了>
● 売買契約に定めるべき条項例 ● ウィーン売買条約の取扱と考え方
● インコタームズの解説 ● 信用状(L/C)と船積書類の実務
■ 7月4日(木) 第6回「国際代理店・販売店契約のポイント」(講師:河村 寛治)<※終了>
● 国際販売代理店・販売特約店とは ● 代理店契約と販売特約店契約
● 独占的と非独占的 ● 代理店・販売店の義務 ● 商標、ロゴ等のライセンス
● 代理店保護法とは ● 独占禁止法上の規制内容ほか
■ 7月11日(木) 第7回「ライセンス契約の概要」(講師:飯田 浩司)<※終了>
● ライセンス契約の種類
● ライセンス契約の基本構造
・ ライセンスの許諾 ・ 許諾の対価 ・ ライセンス関係の解消など
・ ライセンサーの義務/ライセンシーの義務
● 留意すべき条項
● 技術ライセンス契約と競争法
■ 7月18日(木) 第8回「特許/商標とライセンス」(講師:杉江 武)<※終了>
● 米国/欧州特許概要
・ 米国特許概要 ・ 欧州特許条約(EPC)概要
● 外国商標概要
・ 米国商標 ・ 欧州共同体商標(CTM) ・ その他
● 国際特許/商標出願
・ 特許協力条約(PCT) ・ 欧州特許条約(EPC) ・ 欧州共同体商標(CTM)
・ マドリッド協定議定書
● 外国特許/商標ライセンス(家電製品を例に説明)
・ 技術/規格ライセンス ・ ブランド/規格名/商品名ライセンス
■ 7月25日(木) 第9回「事業提携に関する契約のポイント」(講師:宮田 正樹)<※終了>
● 事業提携戦略と事業提携契約のポイント
・ 事業提携戦略 ・ 事業提携の形成 ・ 事業提携の構造 ・ 事業提携の運営ポリシー
・ 事業提携の管理 ・ 事業提携の解消 ・ 競争法による規制
● 資本参加契約のポイント
● 生産委託契約のポイント
■ 8月1日(木) 第10回「著作権とライセンス」(講師:林 大介)<※終了>
● 著作権制度と国際的保護
・ 著作権関係条約 ・ 著作隣接権関係条約
● 日米著作権制度の比較
・ 著作権登録制度 ・ 職務著作 ・ 著作権の移転など
● 映像コンテンツの国際ライセンス契約
■ 8月22日(木) 第11回「企業買収に関する契約のポイント」(講師:林 大介)<※終了>
● 国際企業買収の手法
● 株式譲渡取引の概要
● 株式譲渡契約のポイント
・ 価格/価格調整 ・ 誓約 ・ 前提条件(取引実行条件) ・ クロージング ・ 表明保証
・ 補償 ・ 契約解除
■ 8月29日(木) 第12回「合弁契約書のポイント」(講師:阿部 博友)<※終了>
● 合弁契約と各種の関連契約
・ 資金調達 ・ 原料調達 ・ 製品販売 ・ 知的財産権(ライセンス・技術援助) ・ その他
● 合弁会社の意思決定
・ 株主総会 ・ 取締役 ・ 拒否権
● 合弁会社からの撤退
・ デッドロック ・ 各種のオプション条項 ・ 解散・清算
● その他の留意事項
・ 企業結合規制 ・ 会計・税務・労務問題
■ 9月5日(木) 第13回「国際紛争とその対応」(講師:河村 寛治)
● 国際紛争の時間軸 ● 具体事例の概要(物品売買, 集団訴訟, 知財) ● 警告書への対応
● 提訴と訴状送達プロセスの注意点
● 日米訴訟手続の相違(送達、ディスカバリー、陪審制度等)と具体的な対応 ● まとめ
※ 講師は都合により変更になることがあります。
※ セミナープログラムは都合により変更の可能性がございます。
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